FAQ

どんな子どもが対象と
なるのですか?
 4歳から12歳までの自閉症と知的障害がある子どもを主な対象と致しますが、その他の年齢や障害種別(ダウン症など)
のお子様でも対応致します。

 ただし、肢体不自由のお子様は、教室の場所が3Fでエレベーターがないこと、教室長が肢体不自由児の指導経験がな
いことから、十分なサービスができないものと思われます。

 知的障害の程度は、物の名前がわからない段階(喋れない、大人が言うことが理解できない)から、日常会話が不自由
なくできる段階まで対応致します。保育園、幼稚園に通っているお子様から、特別支援学校、特別支援学級に在籍してい
るお子様を中心に、普通学級に通級しているお子様まで対応致します。

 普通学級に在籍している場合は原則として承っておりません。
どのような方法で実態
把握を行うのですか?
 お子様本人に対してテストと行動観察を行います。
 LDT-R(太田ステージのテスト)、鳥の絵課題、自由画を実施します。
障害特性に応じた指
導とはどういうことです
か?
 構造化とか視覚支援とか、今や「自閉症の障害特性に応じた指導」のあり方の論議は花盛りです。
自閉症と知的障害の違いさえも浸透していなかった20年前とは大きな違いです。自閉症の障害特性に応じた指導の具体
的指導方法については、東京都教育委員会などがまとめていますので、そちらの冊子等をご参照下さい。また、教室長の
個人サイトにも具体例があります。

 ここでは、あまり指摘されることがないポイントを一つだけご紹介致します。
 指導者の態度が高圧的だったり、自分に従わせようとする意図ばかりが全面に出たりすると、いかに障害特性を理解し、
構造化や視覚支援を実践したとしても、形骸化してしまいます。

 もちろん、指導者が提示した活動に取り組めないと、教育活動が成り立たないのですが、指示に従えるようにすることが
目的なのではなく、「できた自分」に対して子どもが満足感を得ることが目的であることを忘れないようにしたいものです。

 このことは実は、自閉症児に限ったことではなく、障害のあるなしに関わらず、どの子どもの教育にも言えることだと考えて
います。
困った行動への対応
はどのようにすればい
いですか?
 自閉症児の中には、激しいこだわりや、パニック、自傷や他害など、「困った行動」をする子どもがいます。こうした行動に
対応するときは、次の点を押さえておきましょう。 本当に困っているのはこうした行動をしている本人である。

  • 「自閉症だから困った行動をする」わけではない。
  • その「困った行動」は、本人がそれまで生きてきた過程で学び取ったものである。
     注:ただし「こだわり」については、自閉症の障害特性の一つなので、適切な環境・対応を整えていたとしても避け
    られない。
  • 「困った行動」を「やめさせる」指導は、ほとんどの場合失敗する。たとえば「やめなさい」「いけません」と3回言って
    みて効果がなければ、100回言っても効果はない。
  • 「困った行動」には理由がある。「困った行動」が起きた時の状況を記録にとり、その行動をとらせている要因を推測
    する。
家庭や関係諸機関と
の連携はどのようにす
るのですか?
 毎回の授業終了後、保護者の方と10〜15分間面談致します。ここでの内容は当日の学習内容と達成状況に関するご説
明になります。慣れてきて、面談をご希望でない場合は、外出して買い物などを済ませていただいても結構です。

 その他の案件に対するご相談は、メールで随時承ります。メールによる相談は、会員の方は無料です。特に時間をとって
ご相談する必要がある場合は、個人面談を設定致します。この場合1時間\5.000になります。

 ご意見・ご要望などはメールにて随時承ります。

 関係諸機関との連携は、先方の同意が得られた場合に行います。所沢市内の施設に訪問する場合は\6.000/時+交
通費を申し受けます。所沢市外の施設の場合等の詳細はケースによって異なりますので、その都度相談させていただきま
す。